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住宅ローンの金利推移

住宅ローン金利がじわじわと上昇しています。都市銀行の店頭金利は、3年固定が3.65%〜3.75%、10年固定が4.00%〜4.25%。今年2月の金利と比較すると、0.7%程度上昇しています。0.7%の上昇といってもピンときませんが、実際の返済額にどれだけ違いが出てくるのでしょうか? 3.000万円を30年で返済する場合、金利が1%高くなると毎月の返済額は1万7千円程度高くなります。これが30年分となると、総返済額では600万円以上もの差ができてしまいます。また、金利3%と4%との差よりも、4%と5%との差のほうが差額は大きくなってきます。同じ金利差1%でも、金利が高いほど、返済額の差は大きくなるのです。

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原油や穀物の高騰!金利は上昇し続けるのか?

金利上昇の要因は、原油や穀物などの高騰を背景に、インフレになるのではないかという懸念が世界的に広がっていること、米国のサブプライムローン問題が収束に向かいつつあるという見方が広がってきたことがあげられるでしょう。それではこのまま住宅ローン金利は上昇し続けるのでしょうか? 実は2年前の春ごろにも住宅ローン金利が上昇すると大きく騒がれた時期がありました。ところがその後、金利はジワジワと下がってしまいました。実際、金利の動きは、過ぎてみないと実態がつかめないものなのです。そして、これまでの金利の推移を見てみると、今の金利は昨年の夏とおなじくらいになっています。ですから、今の金利はサブプライムローン問題などをきっかけに落ち込んだ金利が、1年ぶりにようやく回復しただけなのだとも考えられます。

金利が下がる可能性は?景気の先行き

それでは金利が下がる可能性もあるのでしょうか? 最近、日本国内では景気の先行きが不透明で、むしろ後退期に入ったのではないかという声も強くなってきました。景気が悪くなると一般的な金利水準は低くなり、それに連動して住宅ローン金利も低くなります。ただし、そう単純な話ではなく、景気回復が遅れても、物価の上昇が強まれば、日銀も政策金利を引き上げざるを得ません。そうなれば、住宅ローン金利も引き上げられることになるでしょう。また、実は実際の金利はさほど上がっていないという見方もあります。都市銀行など主要銀行では、店頭で提示している金利で貸し出すケースはほとんどなく、優遇金利が実質上の貸出金利となっている状態です。そして、この実際の金利は、各行の貸し出し競争の激化などにより、それほど上昇していないのです。今までの話をふまえ、トータルに眺めてみると、今後、大幅な上昇が続く可能性は高くはないですが、金利上昇の可能性は考えておく必要はあるという展望ができるでしょう。

住宅ローン金利の推移